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美容クリニックの内装デザイン3つのポイント【内装費用・業者選びまで】

美容クリニックの開業を考えている医師の方々にとって、内装デザインは非常に重要な要素です。

適切な内装デザインは、患者さんに安心感を与え、リピーターを増やすだけでなく、スタッフの働きやすさにも直結します。

 

本記事では、美容クリニックの内装デザインを成功させるためのポイントについて詳しく解説していきます。

 

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清潔感と安心感を両立させる美容クリニックの内装デザイン3つのアプローチ

美容クリニックの内装デザインで最も重要なのは、清潔感と安心感の両立です。

 

患者さんは自身の美容や健康に関わる施術を受けるため、衛生面に対する不安を抱いていることが少なくありません。

そのため、内装デザインを通じて清潔感を演出することが極めて重要です。

 

・色彩選択による清潔感の演出

・素材選びによる安心感の創出

・照明デザインによる空間演出

 

ポイントを3つ紹介していきます。

 

色彩選択による清潔感の演出

清潔感を演出するには、色彩選択が鍵を握ります。

 

白を基調とした内装は、清潔感を強調するのに効果的です。

しかし、全てを白で統一すると冷たい印象を与える可能性があるため、ベージュやライトグレーなどの温かみのある中間色を取り入れることで、バランスの取れた空間を作り出すことができます。

 

例えば、受付カウンターを白で統一し、待合室の壁にはベージュを使用するなど、空間ごとに色彩を変えることで、メリハリのある内装デザインが実現できます。

 

素材選びによる安心感の創出

内装に使用する素材も、清潔感と安心感の演出に大きく寄与します。

 

光沢のある素材や、汚れが目立ちにくい素材を選ぶことで、常に清潔な状態を保ちやすくなります。

例えば、光沢のあるタイルや、耐久性の高いクロスなどが適しています。また、木材などの自然素材を一部に取り入れることで、温かみと安心感を演出することができます。

 

診察室の一部に木目調の壁紙を使用したり、待合室に木製の家具を配置したりするなど、素材の組み合わせにも工夫を凝らすことが大切です。

 

照明デザインによる空間演出

適切な照明デザインも、清潔感と安心感の演出に欠かせません。

 

明るすぎず暗すぎない、柔らかな光を全体に行き渡らせることで、落ち着いた雰囲気と清潔感を両立させることができます。

また、間接照明を効果的に使用することで、温かみのある空間を演出することも可能です。

例えば、受付エリアには明るい直接照明を使用し、待合室では間接照明を主体とすることで、空間ごとに異なる雰囲気を作り出すことができます。

 

ブランディングを強化する美容クリニックの内装デザイン戦略3つ

クリニックのブランディングを強化する内装デザイン戦略について考えてみましょう。

内装デザインは、クリニックの個性や特徴を視覚的に表現する絶好の機会です。

 

・コンセプトの明確化とビジュアル化

・カラーコーディネートの戦略的活用

・独自性の演出とストーリーテリング

 

順番に見ていきましょう。

 

コンセプトの明確化とビジュアル化

まず、クリニックのコンセプトを明確にし、それを内装デザインに反映させることが重要です。

 

例えば、自然派をアピールしたいクリニックであれば、木材を多用した内装や、グリーンを効果的に配置するなどの工夫が考えられます。

高級感を演出したい場合は、上質な素材や洗練されたデザインの家具を取り入れるなど、コンセプトに合わせた選択が求められます。

コンセプトを視覚的に表現することで、患者さんに強い印象を与え、記憶に残るクリニックとなるでしょう。

 

カラーコーディネートの戦略的活用

クリニックのロゴやブランドカラーを内装デザインに取り入れることで、統一感のある空間を作り出すことができます。

 

ただし、強すぎる色彩は患者さんに圧迫感を与える可能性があるため、アクセントとして使用するなど、バランスの取れた配色を心がけましょう。

例えば、待合室の一面にブランドカラーを使用した壁を設けたり、クリニックのロゴをモチーフにしたアートワークを飾ったりすることで、さりげなくブランドイメージを印象付けることができます。

 

独自性の演出とストーリーテリング

他のクリニックとの差別化を図るため、独自の要素を内装に取り入れることも効果的です。

 

例えば、地域の特性を反映したアート作品を飾ったり、クリニックの歴史や理念を紹介するディスプレイを設置したりすることで、患者さんの印象に残る空間を創出することができます。

また、院長先生の哲学や美容に対する考え方を反映させた空間デザインを行うことで、クリニックの独自性をより強く打ち出すことができるでしょう。

 

心地よさを追求する美容クリニックの空間づくり3つのポイント

美容クリニックを訪れる患者さんの多くは、日常から離れてリラックスしたいという思いを持っています。

そのため、心地よさを追求した空間づくりが重要です。

 

・快適な待合室デザイン

・五感に訴える空間演出

・温度と湿度の管理

 

以下の3つのポイントを意識することで、患者さんが心地よく過ごせる空間を作り出すことができます。

 

快適な待合室デザイン

待合室は、患者さんが最初に目にする空間であり、クリニック全体の印象を左右します。

ゆったりとしたソファや、落ち着いた色調の壁紙、観葉植物の配置など、リラックスできる要素を取り入れることが大切です。

 

また、雑誌やタブレットなどを用意し、待ち時間を有効に過ごせるような工夫も効果的です。

さらに、待合室の一角にカフェスペースを設けるなど、くつろぎの空間を提供することで、患者さんの満足度を高めることができます。

 

五感に訴える空間演出

視覚だけでなく、聴覚や嗅覚にも配慮した空間演出が、心地よさを高めます。

 

例えば、BGMにはリラックス効果のある音楽を選び、アロマディフューザーを使用して心地よい香りを漂わせるなどの工夫が考えられます。

これらの要素が調和することで、患者さんの緊張を和らげ、リラックスした状態で施術を受けられる環境を整えることができます。

季節に合わせて香りや音楽を変えるなど、細やかな配慮も患者さんに好印象を与えるでしょう。

 

温度と湿度の管理

快適な空間づくりには、適切な温度と湿度の管理も欠かせません。

 

季節や時間帯によって変化する外部環境に対応し、常に快適な室内環境を維持することが重要です。

特に、施術室では患者さんが長時間過ごすことになるため、きめ細かな温度調整が求められます。

最新の空調システムを導入し、各部屋ごとに温度管理ができるようにすることで、患者さんの快適性を高めることができます。

 

美容クリニックの内装に欠かせない機能性と効率性を高める3つの工夫

美しさだけでなく、機能性と効率性も美容クリニックの内装デザインには欠かせません。

スタッフが効率的に働ける環境を整えることで、患者さんへのサービス品質の向上にもつながります。

 

・効率的な動線設計

・プライバシー空間の設置

・エルゴノミクスを考慮した設計

 

順番に見ていきましょう。

 

効率的な動線設計

クリニック内の動線設計は、スタッフの業務効率と患者さんの快適性に直結します。

受付から待合室、診察室、施術室への流れがスムーズになるよう、各スペースの配置を工夫することが重要です。

 

また、スタッフ専用の通路を設けることで、患者さんとの不必要な接触を避け、プライバシーにも配慮した設計が可能になります。

さらに、施術室と準備室を隣接させるなど、スタッフの移動距離を最小限に抑える工夫も効果的です。

 

プライバシー空間の設置

診察室や施術室は完全個室とし、外部からの視線や音が遮断されるよう設計することが望ましいです。

防音性の高い壁材や扉を使用し、会話の内容が漏れないよう配慮します。

 

また、待合室でも、他の患者さんとの距離を保てるよう、パーティションや植栽を活用した空間分けを行うことも効果的です。

さらに、プライバシーを重視する患者さんのために、VIP専用の待合室や施術室を設けることも検討しましょう。

 

エルゴノミクスを考慮した設計

スタッフが長時間快適に働けるよう、エルゴノミクス(人間工学)を考慮した設計も重要です。

例えば、受付カウンターの高さや、施術台の調整機能など、スタッフの身体的負担を軽減する工夫を取り入れましょう。

 

また、十分な作業スペースと適切な照明を確保することで、ミスの防止や作業効率の向上につながります。

スタッフが快適に働ける環境は、結果的に患者さんへのサービス品質の向上にも寄与します。

 

美容クリニックの内装工事費用と内装業社の選び方のポイント

美容クリニックの開業を考える上で、内装工事費用の把握と適切な内装業者の選択は非常に重要です。

ここでは、内装工事費用の目安と、信頼できる内装業者を選ぶためのポイントについて解説します。

 

・内装工事費用の目安

・内装業者選びのポイント

 

内装工事費用の目安

美容クリニックの内装工事費用は、規模や仕様によって大きく異なりますが、一般的な目安として以下のように考えられます。

 

・設計費用:工事費用の10〜15%程度

・内装工事費用:1坪あたり40〜60万円程度

・電気設備工事:1坪あたり5〜10万円程度

・給排水衛生設備工事:1坪あたり5〜10万円程度

 

例えば、50坪の美容クリニックを開業する場合、以下のような概算となります。

 

・設計費用:250〜375万円

・内装工事費用:2,000〜3,000万円

・電気設備工事:250〜500万円

・給排水衛生設備工事:250〜500万円

 

合計すると、2,750〜4,375万円程度となります。

ただし、高級感を追求したり、最新の医療機器を導入したりする場合は、さらに費用が増加する可能性があります。

 

一度お問い合わせいただければ、詳細なプランニングが可能です。

理想のクリニックを実現したい方はお気軽にご相談ください。

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内装業者選びのポイント

適切な内装業者を選ぶことで、理想的な美容クリニックを実現し、かつ無駄な出費を抑えることができます。

以下に、内装業者を選ぶ際の3つのポイントをご紹介します。

 

医療施設の実績

美容クリニックの内装には、一般的な商業施設とは異なる専門的な知識が必要です。

医療機関、特に美容クリニックの施工実績が豊富な業者を選ぶことで、専門的なアドバイスを受けられ、効率的な設計・施工が期待できます。

 

実績例を具体的に確認し、可能であれば過去の施工物件を見学させてもらうのも良いでしょう。

 

Streamの医療施設の実績は下記からご覧になれますので、参考にしてみてください。

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ワンストップサービスの有無

設計から施工、サポートまで一貫して対応してくれる業者を選ぶことで、プロジェクト全体の管理が容易になります。

 

複数の業者に分割発注すると、コミュニケーションの齟齬や責任の所在が不明確になるリスクがあります。

ワンストップサービスを提供する業者であれば、そうしたリスクを低減できるでしょう。

 

サービスの流れについては下記からご覧いただけます。

Streamの医療施設設計Beyond Clinic Design

 

アフターフォローの充実度

内装工事が完了した後のサポート体制も重要です。例えば、開業後に気づいた不具合への対応や、将来的な増改築の相談にも応じてくれる業者を選ぶことで、長期的な安心感が得られます。

 

保証期間や、定期的なメンテナンスサービスの有無なども確認しておきましょう。

内装業者の選定は、美容クリニックの成功を左右する重要な要素の一つです。

 

適切な予算管理と信頼できる業者の選定により、理想的な美容クリニックの内装を実現することができるでしょう。

費用対効果を考慮しつつ、患者さんに喜ばれ、スタッフが働きやすい空間づくりを目指してください。

 

美容クリニックの内装デザインのまとめ

これから美容クリニックの開業を考えている方々は、ぜひこれらのポイントを参考にしながら、自分たちのクリニックならではの特徴を活かした内装デザインを追求してください。

 

じっくりと検討を重ねることで、必ず理想的な美容クリニックの内装を実現できるはずです。

 

Streamでは美容クリニックの設計事例が豊富にございます。

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