歯科クリニックの外観デザイン5つのポイント【設計事例】
歯科クリニックの外観の役割からデザインのポイント、事例まで詳しく解説していきます。
他とは違う特別感のあるクリニックを実現したい方はぜひお読みください。
下記よりご相談も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
歯科クリニックの内装デザインはBeyond Clinic Design
Streamの設計事例は下記よりご覧いただけます。
歯科クリニック外観の役割とは?
外観は、歯科クリニックのブランドイメージを確立するだけでなく、歯科の信頼性の担保にも繋がります。
具体的に外観の役割をみていきましょう。
・ブランドイメージの確立
・患者さんへの安心感
・アクセシビリティの向上
歯科クリニックの外観の役割として、上記3点について解説していきます。
ブランドイメージの確立
歯科クリニックの外観は、最初に患者が目にするものです。外観デザインが世界観に合っており整った印象を与えれば、患者さんは歯科クリニックの信頼性や質を評価するでしょう。
逆に、ちぐはぐであったり、コンセプトに合っていなければ、患者さんは歯科クリニックのサービスに不安を感じるかもしれません。
また、外観は歯科クリニックの特徴やコンセプトを表現する手段でもあります。
外観は、歯科クリニックの個性や差別化をアピールする役割があります。
患者さんへの安心感
歯科クリニックの外観は、患者に安心感を与えることもできます。
歯科治療に対して不安や恐怖を抱く人は少なくありません。
そんな人にとって、歯科クリニックの外観が明るくて開放的であれば、気持ちが和らぐかもしれません。
また、外観に植物や水などの自然要素を取り入れることで、癒しやリラックス効果を与えることもできます。
さらに、外観にロゴや看板などの目印を設置することで、迷わずに歯科クリニックにたどり着くことができます。
歯科クリニックの外観は信頼感や安心感を醸成し、患者さんのストレスや不快感を軽減することにつながります。
アクセシビリティの向上
歯科クリニックの外観は、アクセシビリティを向上させることもできます。
アクセシビリティとは、利用しやすさや利用可能性のことです。
例えば、外観にバリアフリー設備を整備することで、車いすやベビーカーなどで移動する人にも配慮することができます。
また、外観に駐車場や駐輪場を設けることで、車や自転車で来院する人にも利便性を提供することができます。
外観デザインにより患者さんの利便性や快適性を高めることにつながります。
歯科クリニック外観設計5つのポイント
ここからは、歯科クリニックの外観設計において重要な5つのポイントを紹介します。
・清潔感のあるデザイン
・アクセシビリティの配慮
・地域に溶け込むデザイン
・世界観を反映したデザイン
・受付への導線設計
順番にみていきましょう。
清潔感のあるデザイン
歯科クリニックの外観設計において、清潔感のあるデザインは大切です。
清潔感は、クリニックへの信頼性などを表現し、安心感を提供します。
また、ガラス素材を使用することで医療の透明性を反映し、開放的で衛生的な印象を与えることができます。
エントランスや窓などのデザインも洗練されたものを選ぶことで、クリニック全体の清潔感を高めることが可能です。
清潔感あふれる外観は、歯科クリニックのコンセプトを反映し、訪れる患者に安心感と信頼感を与える要素となります。
アクセシビリティの配慮
歯科クリニックの外観設計におけるアクセシビリティの配慮は、来院する患者さんのニーズに合わせることが大切です。
特にお年寄りやファミリー層が主なターゲットの場合、バリアフリー設計への配慮が必須となります。
例えば、段差の少ないエントランス、広いドア、車椅子でも容易にアクセスできる通路などが考慮されるべきです。
また、駐車場からクリニックまでの動線デザインをし、十分な駐車スペースを確保することも大切です。
視覚的なサインや案内表示は、わかりやすく大きな文字を用いることで、すべての患者が迷わずにクリニックにたどり着けるようにします。
アクセシビリティに配慮した外観デザインは、患者さんにとっての利便性を高めることに繋がります。
地域に溶け込むデザイン
歯科クリニックの外観設計において、地域の特色を反映させることは、そのクリニックが地域社会に溶け込み、より親しみやすい存在になるために大切です。
例えば、京都のような歴史的な街では、伝統的な町屋風のデザインを取り入れることで、地域の景観に調和し、地域文化を尊重している印象を与えます。
地域の建築様式や色彩、素材を取り入れることで、地域の一部として自然に溶け込むクリニックの外観を実現できます。
地域性を考慮したデザインは、地域住民からの受け入れやすさを高め、クリニックの存在をより身近なものにすることに寄与します。
世界観を反映したデザイン
歯科クリニックの外観設計において、クリニックのコンセプトやパーパスを反映した世界観の表現はとても大切です。
クリニックの理念や治療方針を外観デザインに落とし込むことで、訪れる患者さんに対して一貫性のあるメッセージを伝えることができます。
世界観がはっきりしていない外観はちぐはぐな印象を与え、結果として信頼性を損なうことになりかねません。
そのため、クリニックのアイデンティティを明確に表現し、信頼と安心を与えるような世界観を反映したデザインを心がけることが、歯科クリニック外観設計の重要なポイントとなります。
受付への動線設計
歯科クリニックの外観設計は、受付への動線設計も考慮する必要があります。
受付はクリニックの顔とも言える場所であり、患者さんが最初に目にする場所でもあります。
そのため、受付への動線は明確で分かりやすくすることが望ましいです。例えば、看板やロゴなどの目印を設置したり、照明や色彩で強調したりすると良いでしょう。
歯科クリニックの設計デザイン事例
歯科クリニックの設計デザイン事例を具体的にみていきましょう。
・UNISON GINZA SIX
・東京国際クリニック(歯科)
順番に紹介していきます。
UNISON GINZA SIX
患者様に寄り添った矯正治療の方針と先生の誠実な人柄を、空間デザインに落とし込むことを第一に、設計作業をスタート。
コンパクトながら使いやすい直線的な動線を確保すべく、処置ブースの奥に診察室を配置し、エントランスから直線的に奥行き感あるデザインに。
さらにクリニックの技術の高さと信頼感を表現するために、素材は石材と漆喰材を組み合わせ、本物志向の雰囲気を醸し出し、銀座にふさわしいプレミアム感を演出。
オープンながら個室感が出るよう、処置ブースはガラスパーテーションで、プライバシー性と意匠性を兼ね備えたデザインに。
視界に入りやすい場所にはタイル仕上げをおこない、コストを抑えながらクオリティをキープ。
年月とともに、使う方々によって空間が磨かれていく“経年良化”する歯科医院を目指しました。
東京国際クリニック(歯科)
ホスピタリティーとハイエンドな治療を高い技術で提供するデンタルクリニックのデザイン。
高い技術への期待感を、空間の品格で表現することで患者様の不安感を軽減することを目標としました。
重厚感のある素材や個室感のある処置ブースで、安心感とプライバシーが守られる設計を実現。
おしゃれな歯科クリニックの外観の作り方3つのステップ
歯科クリニックの外観は、患者さんにとって最初の印象を決める重要な要素です。おしゃれで清潔感のある外観は、信頼感や安心感を与えるだけでなく、差別化やブランディングにも効果的です。では、どのようにしておしゃれな歯科クリニックの外観を作ることができるのでしょうか?ここでは、3つのステップをご紹介します。
パーパスとコンセプトを明確にする
歯科クリニックを開業する際、そのパーパスとコンセプトの確立は、競合との差別化を図り、患者に愛されるクリニックへの第一歩となります。
パーパスはクリニックが社会や地域に提供したい価値を、コンセプトは重視するサービスや特徴、ターゲット層を表します。
これらを明確に定義することで、クリニックの外観デザインに方向性と統一感を与え、ターゲット層に響くデザインを実現できます。
理想の設計を明確にする
パーパスやコンセプトが決まったら理想に近いデザインを探していきましょう。
弊社のInstagramやHPには様々な設計事例を掲載しておりますので、参考にご覧ください。
予算に合わせ、いよいよ共に決めたコンセプトを、まずは平面レイアウトからスタートし、具現化していきます。
平面レイアウトの提案までは無料にて行わせていただきます。
設計会社に早めに相談する
理想のクリニックを予算内で実現するためには、設計会社に早期に相談することが非常に重要です。計画の初期段階で専門家の意見を聞くことにより、デザインの方向性やコストの見積もりが明確になります。
これにより、予算の範囲内で最適な設計を行うことが可能となり、計画の実行に向けて最初の一歩を踏み出せます。
また、施工時のトラブルや予期せぬ問題にも迅速に対応することができるため、プロジェクトの進行がスムーズになります。
物件の選定を含め、早い段階から行動を開始することで、理想のクリニックの実現がより現実的になります。
歯科クリニックの設計はStreamにご相談ください
歯科クリニックの外観デザインから事例、作り方まで解説してきました。
Streamでは歯科クリニックの設計を承っております。
下記より詳細な設計の流れ、よくある質問などまとめており、ご相談も受け付けております。
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