クリニック 外観

クリニック建築・外観の作り方ガイド【事例からポイントまで】

クリニック建築デザインや、内装設計するにあたり外観は重要な要素です。

クリニックの外観の作り方から設計のポイント、事例まで紹介していきます。

 

クリニック内装の流れや事例など、ご相談は下記からお気軽にご連絡ください。

クリニックの内装デザインはBeyond Clinic Design

 

クリニック外観の作り方3つのステップ

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クリニックの外観の作り方について3つのステップでみていきます。

 

・コンセプトとターゲットを明確にする

・事例を見て理想の外観をイメージする

・設計会社に早めに相談する

順番にみていきましょう。

 

コンセプトとターゲットを明確にする

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クリニックの外観を設計する際、まず「社会や地域に提供したい価値(パーパス)」を明確にすることが大切です。

これはクリニックが地域社会にどのような影響を与え、どのように貢献するかを示す根本的な目的です。例えば、地域の健康促進を目指す、家族全員が気軽に訪れられる場を提供するなど、クリニックが果たす役割を定義します。

次に「最も大切にし、こだわりたいこと(コンセプト)」を考えます。これはクリニックのデザインやサービスの基盤となる核となるアイデアです。

たとえば、緑豊かな環境を重視する、患者のプライバシーを最優先にするなど、クリニックが特に重視する価値観を反映させます。

この二つを軸に、ターゲットとなる患者層を明確にし、彼らのニーズや期待に応えるデザインを計画することで、魅力的で機能的なクリニックの外観が形成されます。

 

事例を見て理想の外観をイメージする

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クリニックの外観を作り上げる過程で、理想のデザインをイメージするためには、さまざまな方法で事例を調べていきましょう。

まず、インターネットでクリニックのデザイン事例を検索し、理想のイメージを探しましょう。

ウェブサイトやSNSは、最新のトレンドや様々なスタイルを把握するのに適しています。

次に、設計会社や建築雑誌からカタログを請求すると、プロの視点でまとめられた多彩なデザインを確認することができます。

また、実際に足を運んで現地のクリニックを見学することも重要です。

直接建物を見ることで、写真では伝わらない空間の雰囲気や質感を感じ取ることができます。

さらに、地域の文化や環境に根ざしたデザインの理解も深まります。

これらの方法を組み合わせることで、理想のクリニックの外観を具体的にイメージし、計画を進める際の参考にすることが可能です。

 

また、下記記事でも設計事例や内装の流れを解説しているので合わせてご覧ください。

【デザイン事例で見る】クリニックや病院の内装のポイント

【クリニック内装デザイン】来院したくなるおしゃれなデザインの作り方

 

設計会社に早めに相談する

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クリニックの外観を計画する際、設計会社に早めに相談することが大切です。

プロジェクトの初期段階で専門家の意見を取り入れることで、建築の方向性を明確にし、現実的なデザイン案を作成できます。

また、設計会社は地域の規制や建築基準に精通しているため、計画がスムーズに進むよう指導してくれます。

早い段階で相談することにより、コストやスケジュールの管理も効率的になり、予期せぬ問題にも柔軟に対応できるようになります。

さらに、設計会社は最新のトレンドや技術を取り入れた提案が可能で、クリニックを独自の魅力で満たしたデザインを実現できます。

このため、計画の初期段階から設計会社と緊密に協力し、理想的なクリニック外観の実現を目指すことが重要です。

 

ご相談は下記からお気軽にご連絡ください。

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クリニック外観設計5つのポイント

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どのように外観設計を行うのが良いでしょうか?

ここからは、クリニック外観設計の5つのポイントをご紹介します。

・世界観を反映したデザイン

・ターゲット層に合わせたデザイン

・バリアフリー設計

・受付への分かりやすい導線

・駐車場などのアクセスの良さ

 

順番に見ていきましょう。

 

世界観を反映したデザイン

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クリニックの外観設計では、そのコンセプトとターゲット、そしてパーパスを一貫した世界観に落とし込むことが重要です。

 

設計の基本となる世界観が明確であれば、患者に対してクリニックの理念や特色を印象付けることができます。

逆に、世界観が不明瞭だと、訪れる人々に煩雑で統一感のない印象を与えてしまいがちです。

世界観を基にした設計は、クリニックのブランドイメージを構築し、患者に安心と信頼を提供します。

それぞれの要素を織り交ぜることで、訪れる人々に心地よい体験を提供するクリニックを創り上げることができるのです。

 

ターゲット層に合わせたデザイン

クリニックの外観設計では、ターゲット層に合わせたデザインを取り入れることが大切です。

例えば、家族向けのクリニックでは、子どもたちが楽しめるスペースを設けることも重要です。カラフルで遊び心のあるデザインや、子どもが安全に遊べる遊具を設置することで、家族連れにとって魅力的な環境を作り出します。

また、医療への不安を払拭するために、リラックスできる待合空間を設計することも重要です。心地よい照明、柔らかな色合いの内装、快適な座席などを配することで、患者のストレスを軽減します。

 

お年寄りが主なターゲット層の場合、バリアフリー設計は必須です。

スロープの設置、広い通路、手すりの設置など、高齢者が安全かつ快適に移動できるよう配慮が求められます。

ターゲット層のニーズに応じた外観設計を行うことで、患者一人ひとりが快適に過ごせるクリニックを実現することができます。

 

バリアフリー設計

クリニックの外観は、バリアフリー設計にも注意する必要があります。

バリアフリー設計とは、障害者や高齢者などの利用者に配慮した設計のことです。

例えば、段差や階段を減らしたり、スロープや手すりを設置したり、ドアや窓を開閉しやすくしたりします。

バリアフリー設計は、患者さんに快適さや安全性を提供するだけでなく、社会的責任や信頼性も高めます。

 

受付への分かりやすい導線

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クリニックの外観設計において、受付への導線の明確さは大切です。

外観から入口、そして受付までの流れがスムーズで直感的であることで、患者さんの迷いを解消し、安心感を提供します。

分かりやすい導線は、初めて訪れる人でも容易に目的地にたどり着けるようにし、ストレスを軽減します。

また、導線がクリアであることは、スタッフの働きやすさにも好影響を与えます。

彼らが患者さんへの案内をスムーズに行えるようになるため、全体の業務効率も向上します。

入口や通路のデザイン、案内看板の設置、照明の工夫などを通じて、誰もが直感的に受付を目指せるような設計を心がけることが、快適で機能的なクリニック外観デザインに繋がります。

 

駐車場などのアクセスの良さ

クリニックへのアクセスは、患者さんの利便性や満足度に関わります。特に、車で来院する方にとっては、駐車場の有無や場所が重要です。

駐車場がない場合は、近くにコインパーキングなどがあるかどうかを調べておくと良いでしょう。

また、駐車場がある場合は、外観から分かるように看板や矢印を設置したり、入り口や出口を明確にしたりすることが必要です。駐車場などのアクセスが良いと、患者さんはストレスなく来院できますし、予約時間に遅れることも少なくなります。

 

クリニック外観デザイン事例3つ

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次に具体的にクリニックの外観デザインについてみていきましょう。

事例として、下記を紹介していきます。

 

・荒川整形外科リハビリテーションクリニック

・ひたち野ファミリークリニック

・学園の森キッズクリニック

順番にみていきましょう。

 

荒川整形外科リハビリテーションクリニック

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若者から高齢者まで幅広い世代が訪れることを考慮し、どの年代にも受け入れられるニュートラルなカラースタイリングにデザイン。

受付カウンターには杖掛けの工夫を施し、壁面にはアートを設置することで、モダンな雰囲気と実用性が融合したデザインを実現しています。

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若い人々には洗練された新しさを、高齢者には親しみやすさと利便性を感じてもらえるような、中道のコンセプトでクリニックを設計しています。

 

ひたち野ファミリークリニック

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家族が公園に遊びに行くような気軽さを感じられるファミリーフレンドリーなデザインを採用。

高い吹き抜けの天井や、屋外風のタイル、公園の時計を模した照明などを通じて、楽しくリラックスできる空間を演出し、患者さんが何度も訪れたくなるような雰囲気を作り出しています。

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内科と皮膚科の受診エリアは分離、どちらからもバックヤードへのアクセスが容易です。

また、患者間での動線が交差しない動線計画により、スムーズで快適な通院体験を実現しています。

 

学園の森キッズクリニック

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クリニック内は角をなくし安全な内装デザインを心がけ、快適で過ごしやすい環境を整えたクリニックを実現。

子供向けに親しみやすい外観デザインと共に、広々とした駐車場は幅と前面をゆったり広めのスペースを確保し訪問しやすいクリニックに。

 

クリニックの設計に関するよくある質問

クリニックの設計についてよくある質問を回答していきます。

設計の相談は無料で承っておりますので、ページ下部のお問い合わせリンクよりお気軽にご連絡ください。

 

建築からお願いすることはできますか?

規模にもよりますが、弊社は一級建築士事務所と提携しておりますので、建築~ 内装デザインまで、一貫して対応することができます。

 

工事期間はどのくらいですか?

20~30坪くらいのクリニックの場合、施工開始から大体1 か月くらいかかります。

しかしながら、さまざまな条件で変動しますので、スケジュールはできるだけ余裕をみておくことをおすすめします。

 

工事費用は坪単価いくらぐらいが目安ですか?

規模や内装へのこだわりの他、さまざまな条件によって変わってくるため、一概にお答えするのは難しいですが、これまでの経験値でお答えすると、器具・設備は別で、50万円 / 坪~90万円 / 坪ぐらいが多いようです。

 

クリニックの設計はStreamにご相談ください

クリニックの外観設計について解説してきました。

Streamではクリニックの建築設計、内装設計を承っております。

理想のクリニックを実現するために、相談は無料で承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。

 

クリニック内装の流れや事例など、ご相談は下記からお気軽にご連絡ください。

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